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「極右」でもなければ「極左」でもない。

「極私」な在り方を模索する janjan の超極私的・思考再活性化ブログ...

慢歩系で更新中...

近所の公園で見つけた八重桜（本文内容とは関係ございません）

本稿は、janjan 一個人の極私的考察を吐露したものに過ぎません。

従いまして、読者諸兄各位の購買行動、選挙行動、抗議行動、

或いはその他行動の意思決定に際し、

本稿内容をその根拠とされることを、わたくしは推奨いたしません。

極私的「中国通販事情」考(2)

　えっと、#005からの続きです。

　あらぁー……、随分怠けちゃいましたねぇ……。ま、んな方はあんまりいらっしゃらないと思いますが、もしも、わたしのこのページの更新を待っていらっしゃったら、誠にもって「ごめんなさい」です。m(_ _)m

　ん……、前回はどこまででしたっけ……？あ、そうですね……、中国の通販サイト、アリ・エクスプレス（AliExpress）に商品を発注したところでした。

　ちゃんと届いてますですよ。

　今回の発注商品も、前回に続いて「中国製万年筆」です。前回のメーカーは「英雄（HERO）」でしたけど、どことなく「いかにも」って感じの商品が届けられました。ま、言ってしまえば「可もなく不可もなく」で、ともすると「おもしろみに欠けるんじゃないの」とも表現できそうな商品だったので、今回はちょっとだけ目先を転じてみました。今回の万年筆は「ピカソ（Picasso）」です。

　このペンについては、アマゾン（Amazon）などの国内通販でもたまに見かけますので「あ、名前は知ってるよ」って方も結構居らっしゃるんじゃないでしょうか。「英雄」にはどことなく「無骨」なイメージがありますが、「ピカソ」は結構垢抜けた印象。通販サイトの写真を眺めてあれこれと物色している段階で、もうすでに「こやつで文字を書くのは、何やら楽しそう」って予感がしたんです。国内通販ではあまり見かけないモデルを注文してみました。

■ 「発注」から「到着」まで...

　アマゾン（Amazon）は別格として、国内の一般的通販を利用した場合、発注から配達までの日数は「１週間前後」ってところでしょうか。あいだに「土・日曜」や「祭日」がはさまった場合は「10日前後」って感じなのかなぁ……。

　それに比べると、アリ・エクスプレス（AliExpress）の商品は、さすがに「若干遅め」なんですけど、ま、「妥協できる日数」で配達されています。「発注（土曜深夜）」の２日後（月曜の夕刻）に「発送」のメールが届き、そこから数えて「10日後」には国際郵便物としてわが家に配達されました。発注から「12日後」です。国際貨物としては、むしろ速いと言ったほうがいいのではないでしょうか。なかなか「迅速な対応」だったと思っています。

　では、商品紹介から...

■ 今回のお買い物...

　発注したピカソ（Picasso）は、以下の２本。

Picasso 606 White France Peace teachers gold-plated Fountain Pen

　　US$23.83（¥2,014）　free shipping（送料無料）

Picasso 916 Malage Fountain Pen(Light Orange)　　　

　　US$17.22（¥1,455）　free shipping（送料無料）

　価格は「米ドル建て」です。カード会社からの請求金額は為替レートによって変動します。上に併記した日本円価格は、今回の買い物に対してカード会社から請求された金額です。ご参考程度に……。

　また、「free shipping」とありますが、船に載せるわけではございませんです。ちゃんと「air mail（航空便）」で届けられました。今回のちょっとした吃驚（びっくり）は、けっこうしっかりした梱包で届けられたことでした。「Picasso606」は「香港（ホンコン）」から、そして「Picasso916」は「上海（シャンハイ）」から発送されていますが、両方共にエアクッションシートが裏貼りされた厚手の封筒に入れられて届きました。梱包の写真をご覧ください。

香港から届いた「Picasso 606」の梱包

上海から届いた「Picasso 916」の梱包

　ま、これっくらいしっかりした梱包で送ってもらうと、届いたときの印象がいいですよね。

　では、商品それぞれについて見ていきましょう。

■ Picasso 606 White

　白いボディの万年筆です。幾分高めのお値段（US$23.83）でしたが、ボディに描かれた鳩の絵が「とってもピカソ」だったので注文してみました。

Picasso 606：「鳩」の描画模様がとってもユニーク

　クッションの裏張り付き厚手の封筒から出てきたのは、こんな箱でした。

Picasso 606：外箱

　中に、もう1つ、厚紙製の意匠を凝らしたケースが入っていました。

Picasso 606：中から紙製の化粧箱が出て参りました

Picasso 606：化粧箱の中はこんな感じ...

Picasso 606：うはっ...、何だかとっても高級な感じ...?

　お値段はちょっとだけ高めのでしたけど、こんな箱に入って届くと、何やら「ちょっとした高級ペン」を買ったような気になってしまいます。

Picasso 606：品質保証書

　前回の「英雄（HERO）」万年筆には、４点中の１点にしか「品質保証書」が添付されていませんでしたが、今回は発注の両方に添付されています。前回も書きましたけど、ま、それがあったからどうだってわけじゃないんですが、そんなものでも、それがそこにあるだけでけっこう安心できるんですよねぇ……。不思議なものです。後述しますが、上海から発送されたもう１つのペンには取説を兼ねたカラー印刷小冊子の品質保証書が添付されていました。

　いいじゃないですか。ちょっとしたことではあるんですが、そんなことでも、箱を開いたときの印象が格段に良くなりますね。前回分もあわせて中国製のペンをわんさか買っちゃったんで、当面は、これで打ち止めなんですが、もし「次の機会」があれば、ピカソ（Picasso）を贔屓（ひいき）にしたいと思っていますよ。

　では、ペン本体を見てみます。

Picasso 606：全体図

　「606」の本体カラー、ただの「白」じゃなくって、光沢のある「パールホワイト」。なかなかに「おしゃれ」なんです。

Picasso 606：キャップ＆ペン先

　グリップ部分は「黒」。きゅっと締まりのある細めのグリップで、このあたりは好みもあると思いますが、直径で「７ミリ」前後しかございません。慣れないうちは、「ちょっと心もとない」かもしれませんねぇ。万年筆としては「軽め」で、「手軽な感覚の筆記具」としてあつかえるのかも……。あ、キャップがお尻に収まらない形状になってます。外したキャップは脇に置いて使うことになります。

Picasso 606：ペン先-1

Picasso 606：ペン先-2

Picasso 606：ペン先-3

　ペン先は、シルバー、ゴールド織り交ぜの２色ブチです。線の太さは「Ｆ＋」ってところかな……。「心持ち太め」です。インクの流れはとってもスムーズ。「悪くない」と思いますよ。

　発注時の予感どおり、使っていて楽しくなるペンでした。

　あ、そうそう……、こんなカードがおまけについてました。

Picasso 606：おまけのクレカ様カード。番号は「888888888.....」

　これ、何のカードなんでしょーかねぇ……。中国では「縁起のいい数字」と言われている「８」がずらりと並んでいます。色は香港人が大好きな「ゴールド」。……、ま、縁起期待でお財布の中にでも入れとこうかな……。

　極私的な評価としては「星4.5」ってところです。「使って楽しい」ってのはけっこう大切な要素なんです。

■ Picasso 916 (Light Orange)

　続いて「916」。

Picasso 916：全体図

　オレンジ色のボディがとっても斬新。お値段は「US$17.22」でした。為替の動向にもよりますが、日本円換算で「¥1,500前後」ってところでしょうか。とってもリーズナブルだと思います。

　こちらも「606」同様、意匠を凝らした「紙製化粧箱」に入って届きました。

Picasso 916：梱包から出したばかり

Picasso 916：外箱からはこんな化粧箱が出てまいりました

Picasso 916：化粧箱

Picasso 916：化粧箱の中はこんな具合

　雰囲気は「とっても豪勢」。箱を開いたときの印象は、こちらも「606」に負けず劣らず、非常に好もしいものでした。

　上で少し触れてますが、カラー印刷の小冊子・保証書が同梱されています。

Picasso 916：品質保証書-1

Picasso 916：品質保証書-2

Picasso 916：品質保証書-3

Picasso 916：品質保証書-4

　ね？ハンドスキャナーで読み取ったので、相当「いびつ」になってますけど、ま、その雰囲気だけはわかっていただけると思います。

　続いて、ペン本体を見てみます。

Picasso 916：キャップを外したところ

Picasso 916：このペンもキャップが本体のお尻に収まらない形状になっています

　このペンも「キャップがお尻に収まらない」形状になっていて、筆記はキャップを脇に置いて使うことになります。

　「ペン先」はこんな具合です。

Picasso 916：ペン先-1

Picasso 916：ペン先-2

Picasso 916：ペン先-3

　ペン先の色は「シルバー１色」。見た目「いささか硬め」の印象のペン先ですが、実際に使ってみると、滑りに引っかかりはなく、とてもなめらかな筆記が可能です。線の太さは「Ｆジャスト」といった印象。インクの流れは普通にスムーズで、文字のかすれはないようです。ただ、グリップ部分がつや消しをほどこした金属で若干滑ります。しかし、オレンジ色のボディがぺたりと手に吸い付くような感覚で保持できているので、筆記には支障ありません。重量バランスは「過不足のないレベル」といった印象。グリップ部分の滑りで減点され、極私的総合評価は「星4.0」ってところかなぁ……。

　ま、長時間使っても肩がこらない、って印象で、「悪くない」と思いますよ。確実に「お値段以上の価値がある」と思っています。

■ ウォーターマンのカートリッジが使えます

　上の２本のペンには、「コンバーター」が標準で同梱されています。前回の「英雄（HERO）」でもそうでしたが、中国製の万年筆にはすべてコンバーターがくっついてくるので、とても「お買い得感」があります。

　ただし、わたしは今のところコンバーターを使っておりません。コンバーターの取り付け口の直径を測ってみたら、手持ちの「ウォーターマン（Waterman）」のカートリッジが使えそうだったので、それを差し込んで使っています。届いてからずっとそのやり方で使ってますが、今のところ問題は発生していませんです。

　というわけで、以上をもって、ピカソ（Picasso）万年筆に対する商品評価を終了いたします。今回、わたしが手にした2種類のペンは、どちらも「お値段以上」の品質で、同社のペンに対しては、大いに評価点が上がっています。「聞きなれないブランドだから、どうしようかなぁ……」と迷っていらっしゃる方には、「どうぞ、安心してお買いなさい」と、わたしはお勧めしたいと思っていますよ。

■ アリ・エクスプレス（AliExpress）に対する評価

　前回、わたしが「英雄（HERO）」を購入した「ヤフー・チャイナモール」はサービスを終了していますので今さらの評価は無意味ですから何も申しませんが、今回の発注で、対ピカソ（Picasso）ブランドの評価点同様、アリ・エクスプレス（AliExpress）に対する評価点も大いに上がっています。

　　比較的迅速な対応

　　しっかりした梱包

　　商品の品質

　　送料無料

　　リーズナブルな商品価格

　　……

　これだけ好材料がそろえば、わたしでなくっても好意的な評価を下したくなるのではないでしょうか。

　ただし、発注に際しては、若干の注意が必要で、商品の中には「日本には販売いたしません」という注意書きがあるものや、「送料が別途請求される」もの、或いは「ロット売り」が条件になっている商品もあるようです。

　下は「日本向け発送不可」商品の一例。

AliExpress：日本向け発送不可の例

AliExpress：日本向け発送不可の例（拡大）Can not deliver to Japan...

　次は「商品代金よりも高額な送料」を加味される例。

AliExpress：送料を別途請求される商品の例

AliExpress：送料を別途請求される商品の例（拡大）

　上の例では、「US$12.00」の商品単価に「US$29.67」の送料が加味され、請求金額は「US$41.67」になっています。商品価格だけに注目して発注すると、後日、思いもかけない金額が請求されて仰天することにもなりかねませんね。

　発注時に輸送媒体の選択が可能です。送料が実費請求される場合でも、ここである程度の調整は可能です。ここで、中国や香港の「郵便」を選択することで送料が無料になる商品もあるようですので、「送料別途請求」の商品でも、この選択画面を一度開いてみることをお勧めいたします。

AliExpress：輸送媒体の選択

AliExpress：輸送媒体の選択（拡大）

　次は「ロット売り」が販売条件になっている例。

AliExpress：販売条件は「ロット売り」

AliExpress：販売条件は「ロット売り」（拡大）

　単価が「US$3.15」の商品ですが、「20個単位のロット売り」が販売条件となっている例です。送料は無料ですが、「US$63.00」が請求されます。おんなじペンを20本も持っていたところで、生活の質が向上するわけでもございませんから、個人輸入される場合、こういった商品はいさぎよくあきらめましょう。

　商品によっては、同じ出店業者、あるいは別の出店業者から「単品売り」されている場合もございますが、ま、当然、お値段はロット売り価格よりも割高になる傾向があります。どうしてもあきらめ切れない商品があった場合は、サイト内をへめぐって、そんな業者を探すのも、一興かも……。

　しかし、大部分の商品は「free shipping（送料無料）」で販売されていますので、商品ごとに提示されている「販売条件」に留意しながら商品を物色することで、お手軽ショッピングが楽しめるサイトです。

■ アマゾン（Amazon）jpだって結構がんばってます

　AliExpressの「値段の安さ」を強調してしまいましたが、アマゾン（Amazon）だって結構がんばってるんですよ。

　例えば、こんな商品があります。

Amazon：PARKER IM ブルーCT

Amazon：PARKER IM ブルーCT（拡大）

　パーカー（Parker）の万年筆が「¥1,880」！　わたしは、以前、このペンの別色を購入しています。このお値段でしたら、上の「Picasso 606（US$23.83）」よりも安価。だれでもよく知っている有名ブランドの万年筆が、あまり知られていない中国製万年筆よりも安く、それも「日本語で」購入できるのですから、ま、安全重視の方はアマゾンでの購入が無難かもしれませんねぇ。

■ アリ・エクスプレス（AliExpress）で見つけた「こんなもの」「あんなもの」……

　今回は、万年筆を購入しましたが、アリ・エクスプレス（AliExpress）のサイトは、もちろんその他にも各種雑多な商品であふれかえっています。

　最後に、AliExpressをぶらついて見つけた商品のさまざまを並べておきます。サイトの雰囲気は、これで理解していただけると思います。